中国の著名な女優、劉暁慶(リウ・シャオチン)氏(75歳)が、ライブ配信で自ら書道作品を揮毫し、販売したことが大きな話題を呼んでいます。単体の「福」の字が日本円で2万円を超える価格で販売され、高額にもかかわらず飛ぶように売れています。この動きは、有名人の影響力とライブコマースという現代的な販売手法が融合した新たなビジネスモデルとして、中国国内外から注目を集めています。
有名女優の「書道ライブコマース」が話題に
最近、75歳になる中国の国民的女優、劉暁慶氏がライブ配信に登場し、多くの視聴者を驚かせました。彼女はライブ配信中に筆をとり、その場で書道作品を制作。完成したばかりの作品をその場で販売するというユニークな試みです。
価格設定も注目を集める理由の一つです。縁起の良い「福」の字一文字は1088元(現在のレートで約2万3000円)で販売され、さらに「平安喜楽(平和と喜び)」「紫気東来(幸運が東から来る)」といった四字熟語の作品は、なんと3999元(約8万4000円)という高値がつけられています。スタッフは「旧正月(春節)に家の中心に飾れば、非常に見栄えが良い」とアピールし、購入を促しています。全ての作品には落款が押され、丁寧に額装されてから発送されるとのことです。
このライブ配信は大きな反響を呼び、リアルタイム視聴者数は一時的に1万人を突破。特に人気が高かったのは「福」の字で、これまでに52枚が販売される大ヒットとなりました。
書道家としての顔と過去の販売実績
劉暁慶氏が書道の販売で話題になるのは、今回が初めてではありません。2021年には「捨得(捨てることで得る)」という二文字の作品が9999元(約21万円)で販売され、波紋を呼びました。また、2023年には四字熟語の作品が約4000元で注目を集めています。さらに、2025年のバラエティ番組「一路繁花2」では、「福」の字を一度に325枚も販売したものの、期日までに全ての作品を完成させられず、「罰金」を科されたというエピソードも明かしています。
彼女の書道への情熱は幼い頃からで、母親の影響で書道を習い始めました。著名な書道家である曾来徳氏に師事した経験もあり、単なる有名人の趣味の域を超えた本格的な腕前を持っています。2020年には自身の書道展も開催しており、その際には16文字の作品が108万元(約2300万円)という驚くべき価格で落札された実績もあります。このように、彼女は長年にわたり書道家としても活動し、その実力と市場価値を確立してきたと言えるでしょう。
まとめ
中国のベテラン女優、劉暁慶氏による書道ライブコマースの成功は、有名人の影響力と現代のデジタルプラットフォームが融合した、新たなビジネスチャンスを示唆しています。高額な書道作品がライブ配信を通じて次々と売れていく現象は、単なる商品販売に留まらず、有名人のブランド価値やファンコミュニティの強さを浮き彫りにしています。中国ではライブコマース市場が急速に拡大しており、今後もこのようなユニークな販売手法が多様な分野で登場するかもしれません。日本のエンターテイメント業界やアート市場においても、今後の動向が注目されます。
元記事: gamersky












