長期休暇の帰省や旅行で、愛するペットを連れて移動する方も多いのではないでしょうか。しかし、数時間、時には十数時間にも及ぶ長距離移動は、私たち人間だけでなく、ペットにとっても想像以上に過酷なものです。
先日、中国のSNSで、あるネットユーザーが飼い犬(トイプードル)を連れて長距離移動した際の「ビフォーアフター」写真が大きな話題を呼びました。移動前はキラキラした瞳で好奇心旺盛だった愛犬が、数時間後にはまるで別犬のように疲れ果てた姿に。多くの飼い主から共感と心配の声が寄せられています。
愛犬のビフォー&アフターが衝撃!長距離移動の厳しさ
ネットユーザーが公開した写真には、長距離移動前の愛犬の生き生きとした姿が写し出されています。澄んだ瞳は輝き、耳は警戒するようにピンと立ち、ふわふわの毛並み、口角はわずかに上がって、まさにこれから始まる冒険に胸を躍らせているかのようでした。
しかし、後部座席で十数時間を過ごした後、その姿は一変。瞳には光がなくなり、耳はだらんと垂れ、毛並みはまるで「古い布団」のようにへたり込み、口角は力なく下がっていました。シートに横たわり、ほとんど動かないその姿は、まるで「生きる気力を失った」とでも言いたげな表情です。
SNSで「疲れ果てた犬」と共感の声
この愛犬の劇的なビフォーアフター写真は、瞬く間にSNSで拡散。「これが本当の意味での『疲れ果てた犬』だ!」「まるで孫がおじいちゃんになったみたい」「一瞬で10歳老け込んだように見える」といったコメントが殺到しました。中には、自身のペットが長距離移動した後のぐったりした写真を投稿し、共感を呼びかけるユーザーも多数見られました。
専門家が解説!犬が長距離移動で疲れる理由と対策
なぜ愛犬は、たった数時間の移動でこれほどまでに疲弊してしまうのでしょうか。専門家は、その理由を次のように説明しています。
犬の繊細な平衡感覚とストレス
- 車酔いしやすい:犬の内耳にある平衡感覚器は、人間よりもはるかに敏感です。そのため、長時間の揺れは吐き気や嘔吐を引き起こしやすく、口元が湿ったり、よだれが出たりする原因となります。
- 環境ストレス:狭い空間に閉じ込められ、自由に動けないことは、犬にとって大きなストレスです。同じ姿勢を長時間維持することで筋肉が硬直し、疲労を増幅させます。
- 精神的な負担:エンジンの騒音、タイヤの摩擦音、慣れない匂いなどは、嗅覚や聴覚が敏感な犬にとって極度の疲労を引き起こします。また、犬は「なぜずっと移動し続けているのか」を理解できないため、不安や困惑を感じやすいとも言われています。
愛犬を守るための具体的な対策
もしどうしても長距離移動が必要な場合は、愛犬の負担を軽減するために以下の対策を講じましょう。
- 出発前の食事・水分制限:車酔いのリスクを減らすため、出発の4時間前から食事を控え、2時間前から水分も制限しましょう。
- 車内での体力温存:できるだけ車内で体力を消耗させないよう、基本的には眠らせることを意識してください。
- 定期的な休憩:2~3時間ごとにサービスエリアなどに立ち寄り、愛犬を車から降ろして体を動かしたり、排泄を済ませたりする時間を取りましょう。これにより、疲労を軽減し、気分転換にもなります。
まとめ
愛する家族の一員であるペットとの移動は、楽しい思い出を作る貴重な機会ですが、その裏にはペットが感じる大きな負担があることを忘れてはなりません。今回の衝撃的な「ビフォーアフター」写真は、私たち飼い主に対し、ペットの健康と安全を最優先に考え、適切な準備と配慮をすることの重要性を改めて教えてくれています。特に、日本でも長期休暇のたびにペットとの移動が増える中で、こうした情報が多くの飼い主の意識を高めるきっかけとなることを願います。
元記事: gamersky












