かつて「ミニ馬雲」として中国全土でその名を知られた范小勤(ファン・シャオチン)さんが、18歳を迎え、自身の恋愛を高らかに発表しました。しかし、この突然のロマンスは、中国のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で瞬く間に議論の的となり、多くのネットユーザーが女性側の動機に強い疑念を抱いています。現代のSNS社会における「バズり」と、それに伴う商業的な思惑、そして純粋な感情との境界線はどこにあるのでしょうか。この騒動から、中国のインフルエンサー文化の光と影が見えてきます。
「ミニ馬雲」范小勤、18歳で恋愛を高らかに発表
皆さんは、かつてその容姿がアリババグループ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏に酷似しているとして、一夜にして中国全土で有名になった江西省出身の少年、范小勤さんを覚えていらっしゃるでしょうか。貧しい農村出身でありながら、そのユニークな「顔」で数奇な運命を辿った彼が、この度18歳となり、大きな話題を呼んでいます。
衝撃の緑髪とSNSでの告白
5月20日という特別な日(中国では「520」が「我愛你=愛してる」と発音が似ていることから、バレンタインデーのような日として知られています)の前夜、范小勤さんは自身の恋愛を公に発表しました。ネットユーザーのリーク情報によると、彼は最近、目を引く緑色の髪に染め、ソーシャルメディアプラットフォームで動画を公開。正式に彼女ができたことを告白したのです。
さらに、彼女の方も自身のTikTok(中国では「抖音Douyin」)アカウントで、范小勤さんに頬にキスされる親密な動画を投稿。二人の交流は非常に高調にアピールされ、その高調ぶりは多くの人々の注目を集めました。
ネットを二分する賛否両論と「愛だから」の真意
しかし、この恋愛が明るみに出ると、ネットユーザーからのコメントは祝福ばかりではありませんでした。むしろ、多くのプラットフォームのコメント欄では、女性側の動機に対する強い疑念が噴出しています。
女性への疑念と辛辣なコメント
あるネットユーザーは辛辣な言葉で、「女性は(范小勤のアカウントで)成功したら、すぐに別れるだろう」とコメント。また、別のユーザーは、女性のアカウント内容がほとんど范小勤さんに焦点を当てて作られていることを指摘し、「彼女は安娜(アナ)よりも苦労に耐えられる」「本当に『インターネットでこの飯を食っていきたい』のだろう」とまで言い放ちました。
「一体何が目的なのか」というネットユーザーからの問いに対し、女性はただ「愛だから」という四文字で答えたと報じられています。
愛か、それとも「インターネットの飯」か
この状況に対し、「一方は金銭に目がくらまず、もう一方は色欲に目がくらまない」という純粋な愛の物語だと皮肉を込めて評する声がある一方で、これは「トラフィック(注目)獲得のために仕組まれたドラマだ」と見る人も少なくありません。現代のSNS社会において、個人のプライベートな出来事が瞬く間にコンテンツ化され、それが経済的な利益に繋がり得る現実を浮き彫りにしています。
まとめ
「ミニ馬雲」范小勤さんの恋愛騒動は、現代中国のSNS文化とインフルエンサー経済の一端を色濃く映し出しています。「インターネットで飯を食う」という言葉が示すように、SNSでの注目やトラフィックが直接的な利益に繋がりやすい社会において、何が純粋な感情で、何が商業的な思惑なのかを見極めることは非常に困難です。
この議論は、日本を含む世界中のSNSユーザーにとって、インフルエンサーとその活動、そしてそれを取り巻く社会現象について深く考えるきっかけとなるでしょう。個人の有名税と、それを利用しようとする人々の思惑が複雑に絡み合う現代社会の縮図が、ここにあるのかもしれません。
元記事: gamersky
Photo by Samson Katt on Pexels












