中国のベテラン女優、李若彤(リー・ルオトン)さんが、最近のインタビューでショートドラマ出演に対する世間の「格落ち」(中国語で「下沉」)という見方に堂々と反論しました。「私は天上の仙女ではない、私は女優です」と語る彼女の言葉は、役者としての揺るぎない信念とプロ意識を示しています。作品の形式に囚われず、心を込めて演じることこそが女優の価値であると訴えるその姿は、多くの人々に感銘を与えています。
「私は仙女ではない、女優です」──李若彤の信念
新浪娯楽の報道によると、李若彤さんは最近のインタビューで「ショートドラマに出演するのは『格落ち』だと思いますか?」という質問を受けました。これに対し彼女は、「私自身は女優であり、天上の仙女ではない。自分に合っていて、演じていて楽しく、夢中になれるならそれでいい」と力強く回答しました。
この発言は、彼女が最近出演したショートドラマで男性主人公の祖母役を演じた際、一部のネットユーザーから「あの『姑姑』(李若彤の代表作『神雕侠侶』のヒロイン・小龍女の愛称で、彼女の代名詞的な役柄)までショートドラマに『格落ち』したのか」というコメントが寄せられたことへの明確なメッセージです。
李若彤さんは、長編ドラマ、ショートドラマ、映画といった作品の形式にかかわらず、役柄が適切で、自身が好み、演じることに情熱を注げるのであれば引き受けると明言しています。さらに、撮影現場のプロ意識や完璧さへの追求は、ショートドラマの質が他の形式の作品に決して劣らないことを証明していると指摘。作品の形式だけで役者にレッテルを貼るべきではないと強調しました。
時代と共に変化する女優の価値観
李若彤さんがこのような疑問に直面したのは、今回が初めてではありません。かつて彼女が主演したショートドラマ『合華玫瑰(ゴージャスローズ)』でも、「落ち目の女優がショートドラマに出るのか」といった批判にさらされたことがあります。その際も彼女は、「私たちの努力は決して短くなく、皆同じように長い。心を込めて演じれば、それが良い女優だ」と返答しました。
これらの発言から一貫して伝わるのは、役者の価値は作品の形式によって定義されるものではなく、役柄をどれだけ心を込めて作り上げるかにあるという考え方です。彼女はまた、時代は変化しており、役者もその変化に寄り添い、進化していくべきだと考えています。
まとめ
李若彤さんの発言は、エンターテインメント業界におけるコンテンツ形式の多様化と、それに対する認識のギャップを浮き彫りにしています。ショートドラマが持つ可能性と、そこに心を込めて挑むベテラン女優の姿は、日本の視聴者にとっても共感を呼ぶでしょう。彼女の言葉は、あらゆる表現者が自身の価値を形式ではなく、その内容と情熱で示すべきだという普遍的なメッセージを伝えています。技術革新と共に多様化するメディア環境の中で、役者やクリエイターがどのように自身の価値を追求していくべきか、示唆に富む事例と言えるでしょう。
元記事: gamersky












