中国産アニメ映画の新たな金字塔が打ち立てられました! 大人気シリーズの最新作『羅小黒戦記2(羅小黑战记2)』が、中国大陸での公開からわずか49日間で累計興行収入5億元(約100億円)を突破したことが明らかになりました。前作が日本でも絶大な人気を博したこの作品の快進撃は、中国アニメ映画界の大きな盛り上がりを象徴しています。
中国アニメ界の新星、快進撃続く!
新浪映画の灯塔専門版(Sinamax Cinema Pro Edition)のデータによると、2025年7月18日に中国大陸で公開された国産アニメ映画『羅小黒戦記2』は、驚異的なペースで興行収入を伸ばし、公開49日目で5億元の大台を突破しました。本作は木頭(ムー・トウ)氏と顧傑(グー・ジエ)氏が共同で監督を務めています。
この数字は、中国のエンターテインメント市場におけるアニメーションコンテンツの大きな影響力と、国内外で評価される質の高い作品を生み出す中国アニメスタジオの実力を改めて示すものです。特に『羅小黒戦記』シリーズは、その繊細な描写と心温まるストーリーテリングで、日本を含む多くの海外ファンをも魅了してきました。
前作から続く壮大な冒険物語
『羅小黒戦記2』は、前作の感動的な物語を継承し、主人公の猫の妖精・シャオヘイと、その師匠である最強の人間・ウーシェンの新たな冒険を描いています。
物語は、小さな町で暮らすシャオヘイとウーシェンが、妖精会館の分館で突如襲撃を受けるところから始まります。この事件をきっかけに二人は離れ離れになる危機に瀕し、シャオヘイは師姉であるルーイエと共に、真実を追い求める壮大な旅に出ることになります。仲間との絆、種族間の共存、そして世界の理を問う深遠なテーマが、美しいアニメーションで紡がれています。
中国アニメの躍進と日本への影響
『羅小黒戦記2』の記録的なヒットは、単なる一作品の成功に留まりません。これは、中国のアニメーション産業が技術力、ストーリーテリング、市場規模の全てにおいて目覚ましい進化を遂げていることを示しています。近年、中国では高品質なアニメ作品が次々と制作されており、国内外で高い評価を得ています。
前作『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』は日本でも異例のロングランヒットを記録し、多くのファンを獲得しました。そのため、『羅小黒戦記2』が今後日本で公開されることになれば、再び大きな話題となることは間違いありません。中国発のアニメーションが、文化や国境を越えて世界中の人々を魅了する時代が到来しています。
元記事: gamersky
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