中国で国民的知名度を誇る大手飲食チェーン「西貝(Xibei、シーベイ)」が、全国の102店舗を閉鎖するという衝撃的なニュースが飛び込んできました。これは同社全体の店舗数の約30%に相当します。この情報は当初ネット上で囁かれていましたが、本日、西貝の創業者である賈国龍(Jia Guolong、ジャー・グオロン)氏が「中国新聞週刊」の取材に対し、事実であることを認めました。昨年から続く消費の低迷と、過去に企業が直面した厳しい逆境が、今回の大規模な店舗整理の背景にあるようです。
中国飲食大手「西貝」が直面する試練
賈国龍氏の明かした情報によると、西貝は昨年、合計3億元(約60億円)を超える大規模な消費クーポンを発行し、顧客の呼び込みを図りました。しかし、その効果は限定的だったようです。
特に今年1月に入ると、西貝の店舗売上は前年同月比でなんと50%も下落。客足の低迷が続き、これ以上の事業継続は困難と判断された結果、今回の思い切った店舗縮小が決定されました。中国の経済成長が鈍化する中で、外食産業が直面する厳しさが改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。
過去の「炎上」と創業者の反省
西貝が経営的な逆風にさらされたのは、今回が初めてではありません。昨年9月には、同社が提供する「预制菜」(冷凍調理済み料理)を巡る「炎上騒動」に巻き込まれました。この騒動では、カリスマ起業家として知られる羅永浩(Luo Yonghao、ルオ・ヨンハオ)氏との公開論争に発展し、全国的な議論を巻き起こしました。賈国龍氏は当時、「これは西貝創業以来、最大の外部危機である」とコメントしていました。
その後、昨年12月のインタビューで、賈国龍氏は自身の非を認め、「私はお客様に謝罪します。従業員に謝罪します。そして、私自身にも謝罪します」と語りました。さらに、「人間は失敗から賢くなる。今後は独断専行はしない。この一件で、私自身の未熟さと無知を痛感した」と述べ、経営者としての深い反省と今後の姿勢を示しています。
まとめ:中国経済の現在地と外食産業の行方
今回の西貝による大規模な店舗閉鎖は、中国の飲食業界、ひいては中国経済全体が直面している課題を象徴する出来事と言えるでしょう。消費者の購買意欲の減退、度重なる経営トラブル、そして市場の変化への対応の遅れが複合的に絡み合い、老舗大手企業さえも厳しい決断を迫られています。創業者である賈国龍氏の率直な反省の弁は、企業が逆境を乗り越え、持続的に成長していく上で、常に顧客と市場の声に耳を傾けることの重要性を示唆しています。今後の西貝がどのような戦略でこの危機を乗り越え、新たな未来を切り開くのか、その動向が注目されます。
元記事: gamersky
Photo by Erik Mclean on Pexels












