中国の巨大テクノロジー企業Xiaomiが、初の電気自動車「Xiaomi YU7」のオーナー向けに、心温まるサプライズギフトを贈る「Xiaomi YU7 注文待ち顧客ケア活動」を開始しました。予約から納車まで3ヶ月以上待っている方々へ向けたこの取り組みは、長納期への不満を和らげ、顧客との絆を深める巧妙な戦略として注目を集めています。
Xiaomi YU7、待望のオーナーへサプライズギフト
9月20日より始まった「Xiaomi YU7 注文待ち顧客ケア活動」は、Xiaomi YU7の注文を確定(中国語では「锁单」と呼ばれる、購入意思を固めるプロセスです)してから、実際に車両が手元に届くまでの期間が3ヶ月を超えたオーナーを対象としています。Xiaomiは、対象となるオーナーに対し、不定期に「サプライズギフト」を送ることを発表しました。
届いた「心のこもった贈り物」とは?
早くもこの活動の第一弾となる「サプライズギフト」が届けられたと、IT専門メディア「IT之家」の読者から報告がありました。その内容は、精巧に作られたXiaomi YU7の1:43スケール合金製ミニカーと、一枚の丁寧な感謝状です。このミニカーは、小売価格129元(日本円で約2,700円、1元=21円換算)相当とされており、単なる粗品ではなく、オーナーへの感謝とYU7への愛着を育む、心のこもった贈り物となっています。
人気沸騰!Xiaomi YU7の驚異的な予約状況
Xiaomi YU7の人気ぶりは驚くべきもので、その長納期には背景があります。今年6月26日夜10時から予約受付が開始され、5000元(約10万5000円)のデポジット(保証金)を支払うことで注文が可能となりました(7日以内であればキャンセル可能)。発売開始からわずか18時間で、注文確定台数は驚異の24万台を突破。これは、Xiaomiが自動車業界に参入する際の注目度の高さを示す数字です。
注文殺到と納車状況の現状
Xiaomiの創業者でCEOの雷軍(Lei Jun)氏は、先日開催された「2025 雷軍年度演講会」およびXiaomi 17シリーズ発表会で、YU7の納車が7月6日から始まり、すでに4万台以上がオーナーの元に届けられていることを発表しました。しかし、前述の24万台という初期予約数を考えると、4万台という数字はまだまだ道のりの途中。実際、Xiaomiは発売初日に殺到した注文のすべてをまださばききれていない状況にあるとされています。
まとめ:顧客体験を重視するXiaomiの戦略
Xiaomi YU7の長納期問題は、人気車種ゆえの「嬉しい悲鳴」ではありますが、オーナーにとっては待ち遠しい時間であり、場合によっては不満につながる可能性もあります。今回Xiaomiが実施した「サプライズギフト」の送付は、そうしたネガティブな感情を和らげ、むしろブランドへの愛着を深めるという、巧みな顧客体験戦略の一環と言えるでしょう。
スマートフォンや家電製品で培った顧客エンゲージメントのノウハウを、EV市場にも持ち込んだXiaomi。同社のEV事業が今後どのように進化し、顧客との関係を築いていくのか、そして世界のEV市場にどのような影響を与えていくのか、日本からもその動向に注目していきたいところです。
元記事: gamersky












