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中国で話題の「劇本殺」に初挑戦!人見知りTRPG好き記者が謎解き体験

Tabletop mystery game Board game group - 中国で話題の「劇本殺」に初挑戦!人見知りTRPG好き記者が謎解き体験

中国で人気沸騰中の没入型ミステリーゲーム「劇本殺(ジュベンシャー)」。五一連休中、長年興味はあったものの、人見知りであることや、これまで遊んできたTRPGとの違いに疑問を感じていた記者が、ついに初体験に挑みました。一般的な「劇本殺」とは一線を画す、新人向けの本格推理シナリオを通じて、その奥深さと謎解きの面白さを存分に味わった体験をレポートします。

中国で大流行!「劇本殺」とは?

「劇本殺」は、プレイヤーがそれぞれ特定のキャラクターを演じ、与えられた物語(脚本)に沿って事件の真相を解き明かす、体験型の推理ゲームです。その人気は中国全土に広がり、若者を中心に爆発的なブームを巻き起こしています。

しかし、筆者はこれまで、その流行を横目に「自分には縁がないもの」と感じていました。大学時代に流行の兆しはあったものの、極度の人見知り(中国語で「社恐」)ゆえに友人との集まりも少なく、誘われてもなかなか参加できませんでした。また、参加者の募集や調整の手間を考えると、どうしても二の足を踏んでしまう状況でした。

TRPG(テーブルトークRPG)の経験者として、「劇本殺」の遊び方には疑問を抱いていました。「ルールはないのか?」「自由度はないのか?」「割り当てられた脚本通りに演じるだけなのか?」「それだと、純粋なロールプレイ(RP)好きしか楽しめないのでは?」と。特に、最近の「劇本殺」は、演技力が求められるものや、9時間、10時間にも及ぶ長編シナリオも多く、そのボリュームに尻込みしていました。

新人向けシナリオで、いざ謎解きの世界へ!

そんな筆者の懸念を汲んでか、今回利用した店舗は、初心者向けの比較的新しい推理シナリオを勧めてくれました。このシナリオは、全体的にプレイ時間が短く、演技や没入感の要求も控えめで、頭を使って謎を解くことに集中できるものでした。まさに「名探偵コナン」になったような気分で、午後のひとときを使って本格的な推理物語を体験し、ようやく「劇本殺」の楽しさの一端に触れることができました。

このシナリオの主な内容は、いくつかの不幸な神秘的事件によって集められたプレイヤーたちが、超自然現象による奇妙な状況から脱出するため、各自の体験を共有し、そこから共通点や怪しい点を見つけ出すというものです。作中では殺人事件も発生しましたが、真犯人を見つけること自体よりも、一連の不可解な出来事の因果関係を解明することが最も重要でした。

しかし、私たちプレイヤーが皆あまりにも推理に熱中しすぎたせいか、脚本に書かれていた「演技」や「没入」といった要素には、あまり注意を払えませんでした。例えば、最初の線索(手がかり)探しでは、明らかに嘘をついているキャラクターが何人かいましたが、他者から指摘されても、想定されていたような駆け引きや隠蔽、嘘の言い逃れといったやり取りはほとんど起こりませんでした。なぜなら、全員が次々と現れる謎に夢中になってしまったからです。

あるいは、謎そのものが少数の可能性しか示さないため(プレイヤーに起こったことは、同じ超自然の法則に従わざるを得ないため)、たとえ嘘をついたとしても、その嘘はすぐに崩れてしまうのです。そのため、ゲームは純粋な謎解きへと特化し、かなりの数学的な計算も含まれることになりました。プレイヤーの中に嘘つきがいることや、役柄に没頭して感情的な反応をすることよりも、重要な手がかりを見落としたり、計算を間違えたりすることを心配する、そんな状況でした。深い謎解き段階に入ると、筆者は演技のことなどすっかり忘れていましたし、周りの思考を邪魔するようなキャラクターを演じようとするプレイヤーもいませんでした。

ベテランの存在が謎を解き明かす鍵に

この体験を通じて、ベテランプレイヤーの経験が非常に重要だと感じました。ここでの経験とは、主に「劇本殺」の物語の定石を理解していることを指します。例えば、事件の冒頭で超自然的な要素が明確でない場合、現実的な方向性ばかりに固執していると、どのようにして事件が起こったのかを理解できません。この時、ベテランプレイヤー(またはDM=ゲームマスター)が「タイムトラベルや並行宇宙の可能性を考えてみよう」と提案することで、謎解きが大きく進展するのです。

また、現実の出来事を参照するような言及は、TRPGでは「メタゲーム(超遊)」と判断されがちですが、「劇本殺」では許容される傾向にあるようです。総じて、プレイ中には常に隣の人に「ヒントを与えられたり、助けられたりする」感覚がありました。そのため、私の初めての「劇本殺」体験は、大規模な謎解きボードゲームに非常に近いものでした。最終的な物語の全貌は、DMがゲームのナレーターのように明かしてくれる、という形でした。

まとめ:没入型ゲームの新たな可能性

今回の初「劇本殺」体験は、おそらく現在最も流行している、あるいは筆者が耳にしていた「劇本殺」の体験とは少し異なるかもしれません。しかし、純粋な謎解きゲームとして非常に楽しむことができました。普段から謎解きやTRPG、ボードゲームが好きで、新しい体験を求めている日本の読者にとっても、「劇本殺」は挑戦する価値のある魅力的なコンテンツだと感じました。

多様なテーマや難易度のシナリオが存在するため、自分に合った「劇本殺」を見つけることで、きっと忘れられない体験ができるはずです。今回の経験を通して、今後さらに深く「劇本殺」の世界を探求してみたい、という思いを強くしました。

元記事: chuapp

Photo by Pavel Danilyuk on Pexels

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