2026年元旦、中国上海は氷点下に近い厳しい寒さに包まれました。しかし、そんな極寒の上海で、人気ゲーム「原神(Genshin Impact)」の大型イベント「FES」が開催され、会場は想像を絶する熱気に包まれていました。何千人ものファンが中国全土から集結し、無料配布された記念ミネラルウォーターボトルを巡る奇妙な「収集」行動や、ゲームの世界観を完璧に再現した壮大な展示、そしてプレイヤーたちの奇抜な発想が、このイベントを単なるファンミーティング以上のものへと昇華させたのです。氷点下の寒さを吹き飛ばした、その熱狂の様子を詳しくレポートします。
氷点下の上海を熱狂させた「原神FES」
2026年の元旦、上海は0度近い厳しい寒さに見舞われました。しかし、上海国際博覧中心に集まった「原神」プレイヤーたちの熱気は、その寒さを凌駕し、会場を瞬く間に温めました。全国各地から駆けつけたファンは、なんと「原神」特別デザインのミネラルウォーターボトルを無料で手に入れるために長蛇の列を作ったのです。このボトルは少なくとも10種類以上のデザインがあり、熱心なファンは複数手に入れようと、使用済みの空ボトルまで集めるという珍しい光景が繰り広げられました。この行動は、会場の一大トピックとなり、イベント全体の熱狂ぶりを象徴していました。
今回のイベントは当初の予定より4ヶ月遅れての開催でしたが、元旦と重なることで、お祭りムードは一層高まりました。寒さにもかかわらず、来場者数は過去のFESを上回り、一時的に入場制限がかかるほどの盛況ぶり。miHoYo(ミホヨ)は上海国際博覧中心の3号館と4.1号館の2つのホールを貸し切り、十分な準備を整えていましたが、それでも来場者の予想を上回る熱気に驚かされました。
ゲームの世界が目の前に!驚きの再現度とプレイヤーのユーモア
本イベントでは、miHoYoが最も得意とする「ゲームの世界観の再現」が遺憾なく発揮されました。会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込むのは、現行バージョン「空月の歌」の主要キャラクターであるコロンビーナの巨大な彫像です。これはゲーム内でプレイヤーと少女の絆が始まる象徴的な場所として再現され、来場者の心を掴みました。他にも、フォンテーヌのオペラハウス、璃月の往生堂、スメールのプスパヴァル、スメールのプスパヴァルなど、ゲーム内の名所が忠実に再現され、来場者はまるでテイワット大陸に降り立ったかのような没入感を味わうことができました。
特に注目されたのは、ナタ(未実装の国)の「万火の瓶」をモチーフにしたアトラクションです。単なる景観の再現にとどまらず、人気キャラクターであるアルレッキーノの乗り物「突撃回転」を模したバンパーカーゲームが設置されました。ゲーム内よりもさらに自由奔放に走り回れると大好評で、多くのプレイヤーが笑顔で楽しんでいました。また、会場にはコロンビーナやディシアなどの人気キャラクターのコスプレイヤーが多数集結し、来場者との記念撮影に応じ、華やかな雰囲気を演出。公式・同人グッズ販売ブースにも長蛇の列ができ、熱気ある中で人気商品は瞬く間に完売しました。
そして、このFESを特別なものにしたのは、プレイヤーたちの「狂気」とも言えるユーモアセンスです。会場に設けられた「原神に入った理由」の記念ボードには、「分からない、気づいたら浜辺にいた」といった、ゲーム内での主人公の状況をパロディ化した回答が最上位を占めるなど、参加者の独特なセンスが光りました。メインステージの抽選会景品は、冷蔵庫、炊飯器、そしてまさかの「米と油」!実用的でありながらクスリとさせるmiHoYoらしいセンスが炸裂し、会場を笑いに包みました。他にも、セノのコスプレイヤーが来場者にひたすら「寒いジョーク」を連発し、リアルに体感温度を下げる一幕や、ディシアのコスプレイヤーがサンドバッグ化して来場者に殴られたり蹴られたりする人気アトラクションも登場。さらには、ゲーム内通貨である原石に扮したコスプレイヤーと記念撮影し、ガチャを引く真似をして“オーラ”を吸い込むプレイヤーたちの姿も見られました。そして最も抽象的だったのは、鍾離の「柱」に扮したコスプレイヤーです。これらのユニークな企画が、会場を陽気で忘れられない空間へと変えていたのです。
まとめ
上海での「原神FES」は、氷点下の寒さをものともしないプレイヤーたちの熱狂と、miHoYoのユーモラスでファン心理をくすぐる企画力が融合した、大成功のイベントでした。無料の空ボトルを収集する奇妙な行動、ゲーム内シーンの忠実な再現、そしてプレイヤー発信のユーモアが一体となり、単なるゲームのオフラインイベントという枠を超えた、特別なコミュニティ体験を創出しました。
こうした大規模イベントの成功は、「原神」が国境を越えて愛されるグローバルコンテンツであることを改めて証明しています。日本でも「原神」の人気は非常に高く、今回の上海FESの盛り上がりは、今後の日本でのイベント開催や、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動にも大きな影響を与える可能性があります。今後も「原神」がどのようにプレイヤーを驚かせ、楽しませてくれるのか、その動向から目が離せません。
元記事: news












