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ゲームでは不遇?インディ・ジョーンズゲームシリーズの波乱万丈

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PlayStation Plusのカタログに、懐かしの『インディ・ジョーンズ:王の杖』が追加されたのをご存知でしょうか。このニュースに触れ、筆者は「なぜ、このタイトルが選ばれたのか?」と、ふと疑問に感じたそうです。実は、インディ・ジョーンズのゲームシリーズは30タイトル以上に及び、1980年代から今日まで続いているものの、その多くはプレイヤーの記憶に深く刻まれていないのが現状です。

インディ・ジョーンズ、ゲームでは「不運の探検家」?

「考古学者インディ・ジョーンズ」と聞けば、多くの人が胸躍る冒険を想像するでしょう。しかし、彼のゲームシリーズの歴史は、少々波乱万丈と言えるかもしれません。PS Plusに2009年発売の『インディ・ジョーンズ:王の杖』がラインナップされた際、筆者はなぜもっと有名なタイトルではないのかと首を傾げました。この旧作の追加は、その後にPSプラットフォームに登場予定の新作『インディ・ジョーンズ:The Great Circle』のプロモーションのためだったと見られていますが、この選択自体がシリーズの抱える問題を浮き彫りにしています。

『王の杖』が示すシリーズの現状

『王の杖』は、比較的現代のゲームに近い形をしていたものの、リリースは既に17年前。そのグラフィック、演出、操作感は、決して褒められたものではありませんでした。この作品は、まさにインディ・ジョーンズゲームシリーズ全体の品質の「縮図」と言っても過言ではないと筆者は指摘します。多くのタイトルがリリースされたにもかかわらず、シリーズ全体の存在感は薄く、品質も一貫して低迷していた時期が長く続きました。

栄光と挫折:インディ・ジョーンズゲームの軌跡

インディ・ジョーンズのゲーム史は、大きく3つの時代に分けられます。

アタリ時代:黎明期の冒険

最初の時代は、1981年の映画公開直後、アタリが手掛けた初期作です。当時の技術的な制約の中、ジョーンズ博士ならではの探検要素を簡素ながらも表現していました。

ルーカスアーツ時代:黄金期と3Dへの躓き

次に訪れたのは、ルーカスフィルムが設立したゲーム開発部門Lucasfilm Games、後のLucasArtsが開発を主導した時代です。この時期には、1992年の傑作アドベンチャーゲーム『インディ・ジョーンズ:アトランティスの謎』のような高評価作品も生まれました。

しかし、3Dゲームへの移行期には苦難を味わいます。特に1999年にリリースされた初の3Dゲーム『インディ・ジョーンズ:悪魔の機械』は、操作性の悪さやバグの多さからプレイヤーに「悪夢」と記憶され、『トゥームレイダー』の劣悪な模倣品とまで酷評されました。開発体制の混乱、人員不足、さらには同時進行していた『スター・ウォーズ』関連プロジェクトへの人員流出など、内部的な問題が品質低下の大きな要因だったと後に明かされています。

そして2007年、Naughty Dogの『アンチャーテッド』が登場。ハリウッド映画のような冒険活劇をゲームで表現し、インディ・ジョーンズが目指すべき理想を具現化してしまいました。『王の杖』の開発チームは『アンチャーテッド』を見て、自分たちのゲームが時代遅れであることを痛感したそうです。この頃には、LucasArts自体も、才能ある開発者の流出や映画の派生商品という位置づけから、進取の精神を失っていたと筆者は分析しています。

ディズニー買収後:長い空白と復活の兆し

2012年にルーカスフィルムがディズニーに買収されると、LucasArtsは閉鎖され、インディ・ジョーンズのゲーム開発は長い空白期間に入ります。ディズニーは自社でのゲーム開発リスクを避け、ライセンス供与のみに舵を切ったため、主要な新作は途絶えてしまいました。

未来への希望:ベセスダが手掛ける新作『The Great Circle』

しかし、状況は2021年に転機を迎えます。ディズニーは「Lucasfilm Games」ブランドを復活させ、インディ・ジョーンズの新作を、マイクロソフト傘下のBethesda Softworks、そして『Wolfenstein』シリーズで知られるMachineGamesに託すことを発表しました。こうして誕生したのが、『インディ・ジョーンズ:The Great Circle』です。

「007」シリーズのゲーム化が浮き沈みを経て、近年再び注目を集めているように、インディ・ジョーンズもまた、長く苦しんだゲームシリーズの歴史を経て、いよいよ新たな局面を迎えようとしています。MachineGames、ベセスダ、マイクロソフト、そして版権元のディズニーが一体となって、この伝説的な冒険をゲームで再び輝かせようとしています。

まとめ:伝説はゲームでも輝くか?

波乱万丈の歴史を歩んできたインディ・ジョーンズのゲームシリーズ。過去には不遇な時期もありましたが、満を持して登場する新作『The Great Circle』は、多くのファンが待ち望んだ「子供時代を補完する」体験を提供してくれるかもしれません。映画の公開に合わせて、そのゲーム化がどのように進化を遂げ、現代のプレイヤーにどのような感動をもたらすのか。今後の動向から目が離せません。

元記事: chuapp

Photo by Frans van Heerden on Pexels

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