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《七界夢譚》先行体験!高自由度の東洋“奇詭”MMORPGが描く新境地

Chinese fantasy MMORPG Dark Oriental fantasy - 《七界夢譚》先行体験!高自由度の東洋“奇詭”MMORPGが描く新境地

中国で大きな注目を集める新作MMORPG『七界夢譚』が、5月15日から二次テスト「山鬼吟」を開始しました。触楽編集部が先行試遊したレポートによると、本作は従来のMMOの常識を覆すような、高い自由度と革新的なシステムが満載です。東洋の民俗信仰にインスパイアされた「奇妙で怪しい」世界観を舞台に、プレイヤーは「野神」として記憶を取り戻す旅に出ます。レベル制の廃止、職業の概念がない自由な戦闘、そして敵に変身する「化形」や空を舞う「御剣」など、日本のMMOファンにも刺さるであろうその魅力に、いち早く迫ります。

「詭気」漂う独特の世界観と際立つ自由度

本作『七界夢譚』は、当初「コードネーム:界」として発表された、東洋の仙術と怪異をテーマにしたMMORPGです。従来の中国武侠や仙侠ものとは一線を画し、その最も直感的な特徴は、世界全体に漂う「詭気(きき)」、すなわち「奇妙で怪しい」雰囲気でしょう。中国の豊かな民俗文化や民間信仰からインスピレーションを得ており、プレイヤー自身も民間信仰から生まれた「野神」として、失われた記憶と魂の欠片を求めて物語を紡いでいきます。チュートリアルで訪れる「叱羅詭市」は、異人や精怪(妖怪)が集う「世外桃源(俗世を離れた理想郷)」とされ、狐妖をはじめとした様々な妖異が闊歩します。華麗に浮かぶ建物や魂を送る儀式など、その世界観はプレイヤーをたちまち非日常へと引き込みます。このユニークな雰囲気は、既存の東洋ファンタジー作品の中でも特別な存在感を放っています。

『七界夢譚』が目指すのは、プレイヤーへの最大限の自由です。まず、特筆すべきは従来の数字によるレベルシステムの廃止。代わりに「修練度」という緩やかな指標が導入され、プレイヤーはレベルによる制限を受けにくくなります。これにより、一部の高難易度コンテンツを除けば、大世界での探索が「レベル不足」で妨げられることがほとんどありません。筆者も試したところ、多少の格上モンスター相手でも戦うことができ、多くの資源を繰り返し入手可能でした。キャラクター育成は非常にスムーズに進み、ストレスなくゲームを楽しめる設計となっています。

また、広大な大世界探索も高いランダム性を誇ります。マップ上に明確な興味ポイントが表示されることは少なく、しかしどこを訪れても鬼火、宝箱、神秘的な妖提灯といったオブジェクトに遭遇する可能性があります。これらを作動させると、戦闘や小型ボス戦が発生するなど、まさに予期せぬ冒険がプレイヤーを待ち受けているのです。

MMOの常識を覆す革新的な戦闘システム

職業概念の解体と自由なスキルカスタマイズ

本作の戦闘システムは、MMORPGにおける「職業」の概念を根底から覆しています。従来の「タンク・アタッカー・ヒーラー」といった役割分担は存在せず、プレイヤーは三種類の属性に属する「招式(スキル)」を自由に切り替え、好みに合わせて習得したスキルを組み合わせることができます。さらに、PvE(プレイヤー対環境)とPvP(プレイヤー対プレイヤー)ではそれぞれ独立したスキルセットが用意されており、互いに干渉しないため、用途に応じた最適なビルドを追求できるのも大きな魅力です。

奇妙な変身バトル「化形」システム

『七界夢譚』の戦闘におけるもう一つの重要な革新が「化形(かぎょう)」システムです。これはまるで東洋ファンタジー版の「ポケモン」とでも言うべきシステムで、特定のモンスターを倒すことで、その「化形」を獲得できます。化形には二つの活用方法があります。一つはプレイヤー自身が短時間、そのモンスターに完全に変身し、そのスキルを使用すること。もう一つは、そのモンスターの幻影を召喚し、戦闘を補助させることです。化形にはそれぞれ異なる特性(補助型、攻撃型など)があり、時間制限がある中で戦略的に使いこなすことが求められます。

縦横無尽の立体バトル「御剣」空戦

さらに、本作の戦闘には「御剣(ぎょけん)」能力による本格的なZ軸、つまり空戦が導入されています。プレイヤーは「御剣」によって空中に浮遊し、空中や地上の敵を狙い撃つための専用スキルを使用できます。装備画面では空戦と地上戦で異なるスキルや化形が設定できることが示されています。ただし、御剣にも時間制限があるため、プレイヤーが空中での優位性を享受できるのは限られた時間であり、対特定の敵や状況に応じた「対策」として利用する戦略性が求められます。これらの要素が、一人での戦闘体験を非常に多角的で面白いものにしています。

奥深いPvE・PvP体験

多岐にわたるスキルと化形のため、習得にはある程度の時間が必要になるかもしれません。PvEでは、プレイヤーがどのスキルセットを使おうとも、敵からのシステム提示に応じて「打断(行動妨害)」「閃避(回避)」「破盾(シールド破壊)」を的確に行うことが最も重要な対処法となります。これらのアクションを成功させると、敵に大量の追加ダメージを与えられますが、ARPGのように常に使用できるわけではなく、クールダウンが存在します。敵が強力になるほど、これらのシステムを効果的に活用する重要性が増します。例えば、高威力の必殺技を回避するには、化形による「ロック(ダメージ無効化)」が必要になる場合もあり、チーム内で常に誰かが化形を発動できる状態を維持するといった、クールダウン管理と連携の戦略性が求められます。これは、技術介入度の高いプレイヤーほど達成感を味わえる設計と言えるでしょう。

一方、PvPでは制限時間内にマップ上の「破片」を奪い合い、最終的に最も多く持っているプレイヤーが勝利します。破片はフィールドで採集できる他、他のプレイヤーを倒すことでも奪えます。時間経過とともに復帰地点の「安全区」が縮小していくため、戦闘は徐々に白熱化していきます。PvPでは相手の行動を「打断」し「圧制」することが鍵となり、空戦は地上戦よりも優位に立てる場面が多い印象です。そのため、いつ「御剣」し、いつ「化形」を発動するか、そのタイミングが勝敗を分ける重要な戦略となります。PvEとPvPはスキル構成や育成素材がほぼ独立しているため、プレイヤーは自分の好みに合わせて、いずれかのコンテンツに特化して楽しむことも可能です。

まとめ

今回の『七界夢譚』メディア試遊で明らかになったコアなゲームプレイは、非常に興味深いものでした。特にその独特な「仙詭」スタイルと世界観は、今後のコンテンツ品質への期待を高めます。現在、大規模テスト「山鬼吟」が実施中とのこと。プレイヤーからの広範なフィードバックが、ゲームのさらなる洗練と進化に繋がり、将来的には日本のMMORPG市場にも新たな風を吹き込む可能性を秘めているのではないでしょうか。日本のゲーマーにとっても、これまでのMMOの常識を打ち破る本作の動向は、今後も目が離せないでしょう。

元記事: chuapp

Photo by Dmitry Demidov on Pexels

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