中国の大手動画共有サイトBilibili(以下、B站)が手がける新作三国志テーマカードゲーム『三国:百将牌(サンゴク:ヒャクショウハイ)』が、10月30日より初のクローズドベータテストを開始しました。中国で国民的人気を誇るトランプゲーム「闘地主(ドゥディージュー)」の要素を取り入れたこの斬新なシステムは、テスト参加者を熱狂の渦に巻き込んでいるようです。筆者もその一人で、約2日間ぶっ通しでプレイし、ついにはAIに敗北を喫するほどゲームに没頭。「食事も忘れて夢中になった」と語る本作の魅力に迫ります。
『三国:百将牌』とは?斬新な「闘地主」融合システム
B站が手掛ける三国志テーマゲームとしては2作目となる『三国:百将牌』。その最大の特徴は、中国で広く親しまれているトランプゲーム「闘地主」をベースに、三国志の世界観と戦略性を見事に融合させている点にあります。「闘地主」は、3人でプレイし、一人が「地主(大家)」、残りの二人が「農民」となり、手札を出し合って点数を競うゲームです。日本の「大富豪」にも通じるシンプルながら奥深いルールが特徴で、中国では老若男女問わず人気があります。
本作では、この「闘地主」のカード出しの概念に、三国志の有名武将カードを組み合わせることで、全く新しいゲーム体験を生み出しました。プレイヤーは個性豊かな武将のカードを駆使し、それぞれの武将が持つ特殊スキルや連携を考慮しながら、戦略的に手札を消費していきます。この「魔改造」とも言える革新的なシステムが、従来の三国志ゲームやカードゲームとは一線を画す中毒性を提供しているのです。
筆者もAIに敗北!止まらない熱狂的プレイ体験
今回のクローズドベータテストに参加した筆者は、その没入感を「廃寝忘食(食事も睡眠も忘れるほど夢中になる)」と表現しています。10月30日のテスト開始以来、なんと2日間近くもぶっ通しでプレイし続け、一刻も止めることができなかったと報告しています。その熱中ぶりは、iOS版がテスト対象外であるにもかかわらず、通勤中にもプレイできるようにわざわざAndroid端末を用意したというエピソードからも伺えます。
そして、最も衝撃的だったのは、筆者がこのゲームでAI(人機)に敗北したという事実です。これは、単にゲームが難しいだけでなく、「闘地主」ベースのシステムと三国志武将のスキルが複雑に絡み合い、AIですら手ごわい戦略的な深さがあることを示唆しています。まさかAIに負けるとは思わなかったと筆者が語るほど、予測不能でやり応えのあるゲームプレイが、多くのプレイヤーを惹きつけている要因でしょう。
まとめ:中国発の「魔改造」ゲームは世界を席巻するか?
『三国:百将牌』は、中国で絶大な人気を誇る「闘地主」と「三国志」という、一見異色の組み合わせを成功させ、ゲームファンに新たな驚きを提供しました。今回のクローズドベータテストでの熱狂ぶりを見るに、今後の正式リリースへの期待は高まるばかりです。残念ながら今回のテストはAndroid版のみでしたが、将来的にはiOS版や、日本を含む海外展開も視野に入ってくるかもしれません。
中国発の革新的なカードゲームが、世界のゲーム市場にどのようなインパクトを与えるのか、今後の動向に注目が集まります。特に「闘地主」という馴染みのないゲームをベースにしている点が、日本市場でどのように受け入れられるのかも興味深い点です。独自のゲームシステムで世界を驚かせる中国ゲームの進化から、今後も目が離せません。
元記事: news
Photo by Kevin Malik on Pexels












