人気格闘ゲーム『ストリートファイター6』で採用されている、PC版の不正コピー防止技術「Denuvo」(デヌーボ)が、再びクラック(解除)されたことが明らかになりました。海外メディアplaygroundの報道によると、「DenuvOwO」と名乗るクラックチームが、最新バージョン2.0301.000に対応したDenuvo突破ツールの開発を完了したと発表。今年4月に一度クラックされて以降、カプコンが度重なるアップデートで対策を施してきたにもかかわらず、再びセキュリティの壁が破られた形となり、ゲーム業界に波紋を広げています。
Denuvoクラックの歴史と今回の突破
Denuvoは、ゲームソフトの不正なコピーや改変を防ぐために多くの大手ゲーム会社が採用しているデジタル著作権管理(DRM)技術です。その堅牢性から「難攻不落」とも言われた時期がありましたが、近年はクラッカーたちの標的となり、その防御網を突破される事例が相次いでいます。特に『ストリートファイター6』では、リリース直後からDenuvoの存在がPC版のパフォーマンスに影響を与えるのではないかという懸念も一部で浮上しており、今回のクラックは様々な議論を呼んでいます。
『DenuvOwO』チーム、再び快挙
今回のクラックを成功させた「DenuvOwO」チームは、すでに今年4月にも『ストリートファイター6』のDenuvoを突破していました。それ以降、カプコンはゲーム体験の向上とセキュリティ強化のため、バージョンアップを頻繁に行ってきましたが、そのたびにDenuvoの保護も更新されていました。しかし、今回の発表により、Denuvoの最新バージョン2.0301.000に至るまで、再度その保護が解除されることになったのです。このチームの技術力には驚きを隠せません。
カプコンの度重なるアップデートとDLC
カプコンは、前回のクラック後もゲームの品質維持に努め、多くのバージョンアップデートを実施してきました。最近では、人気キャラクター「ティファ」の有料追加コンテンツ(DLC)を配信するなど、精力的にコンテンツの拡充を行っています。有料DLCはゲームの収益源となるため、今回のクラックは、このようなコンテンツに対する不正アクセスや利用のリスクを高める可能性があり、開発会社にとっては頭の痛い問題となるでしょう。
まとめ
今回の『ストリートファイター6』Denuvoクラックは、ゲーム開発会社にとって不正コピー対策の難しさを改めて浮き彫りにしました。DenuvoのようなDRM技術は、正当なユーザーが購入したゲームを守るために導入されますが、その突破は常にいたちごっこの様相を呈しています。今後、カプコンをはじめとするゲーム会社が、この問題に対してどのような対策を講じるのか、あるいはDenuvoの今後の有効性についてどのような議論が交わされるのか、日本のゲームファンも大きな関心を持って見守ることになるでしょう。ゲームのセキュリティとユーザー体験のバランスをいかに取るか、業界全体の課題として今後も注目が集まります。
元記事: gamersky
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