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ゲームグッズ、使う?飾る?ファンを悩ませる「実用性」のジレンマ

gaming collectibles game merchandise display - ゲームグッズ、使う?飾る?ファンを悩ませる「実用性」のジレンマ

ゲームグッズって、手に入れた時は最高に嬉しいものですよね。キャラクターがプリントされたTシャツ、ゲームの世界観を再現した小物、特別デザインのポスターなど、その種類は多岐にわたります。しかし、いざ手元に届くと「これ、本当に使っていいの?」と迷った経験はありませんか?中国のゲームメディア「触楽(Chuapp)」の筆者が、新作ホラーゲームの秀逸なグッズを例に、ゲームグッズが持つ「実用性」と「コレクション性」の間に揺れるゲーマーの心理を語ります。

ゲーマーの心を掴む!中国発ホラーゲーム『烏合之衆』の珠玉のグッズ

筆者が最近手に入れたのは、中国の南斎工作室が開発した民俗ホラーゲーム『烏合之衆』のクラウドファンディング特典グッズです。昨年デモ版がリリースされ注目を集めたこのタイトルは、クラウドファンディングを通じて多くの支援を集めました。まだ正式版のリリースは先ですが、届いたグッズの完成度は筆者の予想をはるかに超えるものだったそうです。

公式はクラウドファンディング期間中のプレイヤー意見を反映し、当初予定されていた毛足の長い布製のおみくじ棒(筊杯)を木製に変更するなど、細部にわたるこだわりを見せました。さらに、支援ティア(段階)ごとにユニークで思わず笑みがこぼれるような小物が多数追加され、SNS上でもプレイヤーからの高評価が相次いでいます。特に注目を集めたのは、ゲームの世界観を巧みに落とし込んだポーカーセット。カードの絵柄一枚一枚に凝ったデザインが施され、ケースは弥陀(阿弥陀如来)の手のひらを模しているといいます。

飾る派?使う派?ゲームグッズが問いかける「実用性」の葛藤

筆者は実用的なゲームグッズを好む一方で、その「実用性」が高すぎるがゆえに生じる新たな悩みを抱えています。例えば、ホラーアドベンチャーゲーム『Ib』の原画展で販売されていたスケッチブック。表紙には作中の印象的な絵画『深海の世』が描かれており、ゲーム内容との融合に深く感動して購入したものの、いざ手にすると「もったいなくて絵を描くに使えない」と葛藤したそうです。

『烏合之衆』のポーカーセットについても同様です。せっかくの美しいデザインのカードを、実際にプレイしてカードの端が丸まったり、傷がついたりするのを想像すると、結局はコレクションとして大切に保管するしかなくなるのではないかと、筆者は複雑な心境を吐露しています。「使いたいけど傷つけたくない」——これは多くのゲーマーが共感する、ゲームグッズの永遠のジレンマではないでしょうか。

インパクト大!“親も驚く”攻めたゲームグッズの魅力

ゲームグッズには、時に「実用性」や「美しさ」とは異なる次元でファンを魅了するものもあります。元記事では、中国で「陰間周辺(冥土のグッズ)」「媽見打(母が見たら叩かれる)」と呼ばれるような、ゲームの世界観を忠実に再現しすぎてインパクトの強いグッズの例が挙げられています。例えば、『ダンガンロンパ』に登場する大和田バターや、『龍が如く』シリーズの郷田龍司の墓石型アクリルスタンドなどがそれにあたります。これらのグッズは、ある意味でゲームの「外」の世界に飛び出し(「出圈」)、話題を呼ぶことでゲーム本体に新たな注目をもたらすことがあります。

ゲームグッズはIP戦略の要?進化するその役割とデザインの課題

近年、ゲームグッズは単なるおまけではなく、ゲームのIP(知的財産)戦略においてますます重要な位置を占めるようになっています。精巧なグッズは、プレイヤーの日常生活においてゲームとの一体感を高め、ファンエンゲージメントを向上させる効果があります。また、ゲーム発売後の追加収益源として、開発コストの回収に貢献するケースも少なくありません。

しかし、魅力的なグッズのデザインは一筋縄ではいきません。実用性、面白さ、そしてゲームへの没入感を兼ね備えたグッズを生み出すには、開発者の十分な時間とアイデアが不可欠です。素材選び、試作、量産化の過程で予期せぬ問題が発生することもあります。そのため、アクリルスタンドや缶バッジ、紙製品といった定番グッズが多いのが現状ですが、これらの定番品だからこそ、デザインの審美眼や製造技術に新たな挑戦が求められているのです。

まとめ

ゲームグッズは、プレイヤーとゲームのつながりを深め、IPの価値を高める重要なツールへと進化しています。今回の記事で触れられたように、実用性とコレクション性のバランス、そしてゲームの世界観をいどこまで表現し、いかにユーザーの心を掴むか。この「ジレンマ」と向き合いながら、クリエイターたちが今後どのような革新的なグッズを生み出していくのか、日本のゲーマーも大いに注目していることでしょう。使って楽しむか、飾って愛でるか——その選択は、きっと私たちファンの永遠の課題であり続けるに違いありません。

元記事: chuapp

Photo by Caleb Oquendo on Pexels

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