中国の著名なライブ配信者「呆妹儿小霸王」(通称:呆妹)さんが、自身の過去の辛い経験をライブ配信で赤裸々に告白し、大きな波紋を広げています。彼女は、契約していたプラットフォームから一方的な契約改変、ゲーム配信者からダンス系配信者への強制的なジャンル転身を強いられ、さらに契約期間満了後も給与が未払いであると訴えました。人気配信者の身に降りかかったこの問題は、中国のライブ配信業界が抱える不透明な契約慣行と、配信者保護の課題を浮き彫りにしています。
人気配信者「呆妹」が明かす、苦難のキャリア
呆妹さんは、もともとゲーム配信者としてキャリアをスタートさせましたが、契約プラットフォームの意向により、その道は大きく変わることになります。プラットフォーム側の規制や「流量制限」(視聴者数やリーチを制限する圧力)を受け、生活のためにやむを得ず、ダンス系配信者へと転身を余儀なくされました。これは、彼女が当初描いていた配信者としてのキャリアプランから大きく逸脱するものでした。
一方的な契約改変の実態
呆妹さんが最も憤慨しているのは、契約内容が一方的に「密かに改変された」という点です。初期には法律に関する知識が不足していたため、プラットフォーム側が提示する「統一されたテンプレートの更新」という名目で、不当な契約内容を受け入れるしかなかったと語っています。法務チェックを依頼する経済的余裕もなく、不合理な規約にただ従うしかなかった当時の苦境が伺えます。
契約満了後も続く「給与未払い」の深刻な問題
さらに深刻なのは、給与の未払いです。呆妹さんは、契約期間内のすべての配信時間と配信回数のノルマを完全に達成したにもかかわらず、契約満了後も対応する給与が一切支払われていないと訴えています。プラットフォームの担当者に何度も連絡を取ったものの、部署間で責任を押し付け合い、明確な支払い時期や給与明細は一向に提示されなかったといいます。必死に契約を履行した努力が、宙に浮いた給与という形で裏切られた現状は、彼女にとって大きな精神的負担となっています。
過去の移籍時にもトラブルを経験
呆妹さんのトラブルはこれだけではありません。過去に別のプラットフォームへ移籍しようとした際も、前のプラットフォームが「違約金を肩代わりする」と口頭で約束しながら、後にその約束を反故にするという事態に遭遇したと明かしています。このような経験から、彼女は中国のライブ配信業界における不規範な契約慣行の被害者であり続けていると語り、業界全体の透明性の欠如に警鐘を鳴らしています。
まとめ:中国ライブ配信業界の課題と今後の展望
人気配信者「呆妹」さんの告白は、中国のライブ配信業界が抱える構造的な問題を浮き彫りにしました。プラットフォーム側が圧倒的な力を持つ中で、配信者が不当な契約や労働条件を強いられ、適切な保護を受けられない現状は看過できません。この問題は、配信者という新しい働き方が世界的に広がる日本においても、タレントやクリエイターとプラットフォーム間の契約の透明性、そして法的な保護の重要性を示唆しています。
今回の告発を機に、中国だけでなく、世界中のライブ配信業界において、より公平で透明性の高い契約慣行と、配信者が安心して活動できる環境の整備が進むことが期待されます。
元記事: gamersky
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