中国の全国統一大学入試「高考(ガオカオ)」が、2026年6月7日に全国で一斉に始まりました。毎年数百万人の学生が受験するこの一大イベントでは、試験会場の門外には、花束や「合格」の旗を掲げて受験生を応援する保護者や友人たちの熱気が溢れます。しかし、今年の応援団には、例年とは一味違う「新しい顔ぶれ」が加わり、大きな注目を集めています。
試験会場に現れた「人間型ロボット応援団」
今年、各地の試験会場でひときわ目を引いたのは、特別に登場した人間型ロボットたちです。メディアの報道によると、浙江省杭州市の第十四中学の試験会場前では、数台の人間型ロボットが「合格」と書かれた赤い旗を身につけ、軽快な音楽に合わせて躍動感あふれるダンスを披露。その活気あるパフォーマンスは、受験生とその家族に笑顔をもたらしました。さらにロボットたちは、特製の「加油(ジャーヨウ:頑張れ)」プレートを掲げ、通り過ぎる受験生たちに温かいエールを送っていました。そのユニークな応援に、多くの受験生が思わず笑顔を見せていたといいます。
南京と深圳でもロボットが活躍
同様の光景は、南京市の第九中学の試験会場前でも見られました。ここでは2台のスマート人間型ロボットが、「高考加油、九中必勝!(大学入試頑張れ、九中必勝!)」という応援メッセージを繰り返し放送しながら、腕を柔軟に動かし、受験生を激励。その姿は、多くの保護者や通行人の注目を集め、交流の輪が広がりました。さらに、高考初日には、広東省深圳市でも警察当局が交通誘導サービスを提供するインテリジェントロボットを複数の試験会場に配備。これらのロボットは事前に「抱擁」の動作をプログラムされており、受験生が通りかかると自ら腕を差し伸べて抱きしめ、激励の言葉を送りました。緊張した面持ちで試験会場に向かう受験生たちは、思いがけないロボットからの温かい抱擁に、一瞬にして表情を和ませ、静かに試験会場へと入っていったそうです。
まとめ:テクノロジーが寄り添う現代の応援風景
中国の大学入試「高考」は、学業だけでなく、受験生とその家族にとって人生における大きな節目です。伝統的な家族や友人による応援に加え、今年はAIとロボット技術が最前線で活躍し、受験生に寄り添う新しい応援の形を提示しました。これらのロボットたちは、単なるガジェットではなく、人間では表現しにくいユニークな方法で、受験生の心に安らぎと笑顔をもたらしています。今回の事例は、テクノロジーが人々の感情的なサポートや社会イベントにどのように貢献できるかを示す興味深い一例と言えるでしょう。未来の日本においても、様々な場面でこのような「テクノロジーによる心温まるサポート」が広がる可能性を秘めているのかもしれません。
元記事: pconline
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